皆様こんばんは。

今日は日曜日です!

金曜日ではありません。すみません。

金曜日にスタジオジブリ、宮崎駿監督の『耳をすませば』が金曜ロードショーで放送されました。今回はその感想になります。ちなみに僕は今回初めてこの作品を見ましたので、ちょっと抜けているところがあるかもしれませんが何卒ご了承下さい。

※この記事は作品『耳をすませば』のネタバレを含んでおります。

目次

①雫!!紛う事なき文学少女!!

②YANAYATSU×3天沢聖司

③どこかで見た猫、バロンとムーン

④日本の教育へのアンチテーゼ??

⑤カントリーロード、その歌の意味とは

①雫!!紛う事なき文学少女!!

主人公の雫は本が大好きで、学校終わりに図書館に通う文学少女です。昼食は気心の知れた友達と図書室へ行ってまでご飯を食べるという徹底ぶり。なかなかこんな主人公はいませんよ。勿論沢山の本を借りていますので、必然的に本の裏表紙にある貸し出し者カードを見てる訳なんですが、見る本見る本に天沢聖司の名前が。文学少女でロマンチストの雫はその人がどんな人物かを度々妄想するようになります。そういえば僕が小学生の頃も図書館で本を借りるときは貸し出し者カードに名前を書いていた記憶があります。途中から図書カードのような物が出来、バーコードを読む方法に変わりました。とは言えこういうロマンチックで自然なシチュエーションというのもこの時代ならではのものですね。

②YANAYATSU×3天沢聖司

イケメン。それだけです。後々わかる話ですが、聖司は雫より先に好意を寄せており、雫が文学少女だと知るやいなや図書室の本を片っ端から読み漁り、雫に自分の名前を刷り込んでいくという恐るべきストーカー気質の男であります。しかしイケメンだから雫にも好かれ、雫と学校の屋上にて将来の夢を語り合った際に雫の

「私なんて聖司くんと同じ高校に通いたいなぁって思ってるだけだよ」

みたいな言葉を聞いて自分の成功を確信、終盤にてプロポーズするという知能犯であります。やはりイケメンは全て許されるのか。そんな何とも言えない気持ちになるYANAYATSUです。とりあえずSHINE。

③どこかで見た猫、バロンとムーン

同じくスタジオジブリの作品『猫の恩返し』に登場する2匹の猫です。猫の恩返しは見たことがあったのでバロンが登場することはなんとなく知っていましたが、白いDEBU猫のムーンも要所要所で登場して驚きました。というよりムーンがこちらの作品においても主人公の案内役というポジションは変わらないようです。同時にバロンの背景も初めて知りました。バロンに愛人の人形がいて、聖司のおじいさんの昔の恋人がもう一体を所持しておりましたが、戦争で分かれてしまったという悲しいエピソードがあったんですね。聖司なんかよりバロンに幸せになって欲しかったです。とはいえ、この話にインスピレーションを感じ、雫がバロンの物語を執筆するようになるわけですから、少なくともバロンの果たした役割は大きいでしょう。

ちなみにDEBU猫のムーンは『猫の恩返し』ではムタと呼ばれていました。『耳をすませば』ではムーンなのかと思いきや、ある少女にムタと呼ばれていましたね。抜かりがありませんでした。

④日本の教育へのアンチテーゼ??

雫には同じ部屋を共有しているお姉さんがいます。姉は大学生であり、将来まだやることが決まっておらず、それを探すため大学に通っているのだとか。雫は勉強するよりも本を読むのが好きなので、成績を落とすごとに姉や母親と衝突します。物語中盤から雫はバロンの物語を執筆するようになるなど決めた目標に向かって一直線に進んでいきますが、それに対して姉は勉強もするよう促します。ロマンチストの雫とリアリストの姉、その対比が印象的で、日本の教育が個性を無個性に変え、型にはめた人物の生成を揶揄しているかのように感じました。しかし批判で終わるのではなく、最後に雫は「好きなことをやるために勉強をする」という新たな視点を見いだすわけですから、そのフォローは絶妙だったと思います。

⑤カントリーロード、その歌の意味とは

作中ジョン・デンバー氏の”Take Me Home, Country Roads”が度々流れます。雫はこの歌詞を翻訳するという中学生とは思えない凄みを感じさせるのですが、僕はこの作品を見るまで特に何も考えず故郷を思い返す歌だと思っていたました。しかしその見方を変えなければいけないなと感じました。歌詞を見てみましょう。

カントリーロード歌詞.png

これって一人で好きなことを突き詰めていくという雫や聖司を表した歌だったように僕は思います。特に最後の方、「故郷へ続いても僕は行かないさ、行けない」「帰りたい帰れない」という部分は不安を感じ、身を案じながらも送り出してくれた故郷の人々に対して、このまま帰ってしまったら顔向けができない。だからこそ「思い出を消して」「歩調を速めて」自分の行くべき道を進んでいこうという決意を表しているようです。今更ですが、この作品を見て初めてこの歌詞がわかりました。

故郷を懐かしむ歌では無く、故郷を懐かしんだからこそ、決意を固めて頑張るという前向きな歌だと僕は感じました。

以上『耳をすませば』の感想・レビューをお届けしました。

初めて見た作品でしたがとても面白かったです。途中途中説明が省かれているような感覚もありましたが、それをいちいち説明していくとテンポが悪くなりますから実に良く出来た頃合いだったと思います。いやはや、若いって良いね。

中盤に雫に想いを告げる杉村少年と友達の夕子のその後もエンドロールにちょっと流れてました。そういうフォローも忘れないのはさすがですね。

さて、こんな純情ラブストーリーの後で申し訳ないのですが、ナオ禁の報告をします。現在5日目、不思議と昨日ほどは悶々としませんでした。今回の経験からすると4日目が一つの山場ですね。もう少し続けていきます。