皆様こんばんは。

唐突ですが、しばらくの間当ブログは漫画の感想・レビューを書くことが多くなります。会社の先輩や上司とお酒の席を共にした際に(僕は下戸なので一滴も飲めませんが……)何の漫画が好きか、何を読んでいるかで盛り上がることがままあります。大体僕は『キングダム』を挙げることが多いのですが、世の中には様々な面白い漫画があるもので、色々オススメされましたのでいくつか読んでみようかなと想います。

で、肝心の読もうと考えている漫画が、先輩にお勧めされた『ヒカルの碁』、上司に教えて貰った『ちはやふる』、父親にしつこく言われた『ゴールデンカムイ』の3つです。

『ヒカルの碁』と『ちはやふる』は全巻まとめ買いしましたので読もうと想えばすぐ読めるのですが、漫画は「今後の展開を想像しながら読む」というのが最もスタンダードかつ王道の読み方かと思いますので、1巻1巻丁寧に読んでいきたいと想います。

今回は『ヒカルの碁』を取り上げます。この漫画は実際に段位をお持ちの梅澤由香里二段監修のもと、ほったゆみ氏原作で小畑健氏が作画を担当されている漫画です。小畑健氏は『デスノート』や『バクマン』でも作画を担当されていたので知っていましたが、なんとこの2作よりも前に『ヒカルの碁』で作画を手がけていたんですね。それもそのはず『ヒカルの碁』第1刷りは1999年年ですって。もはや西暦2000年にもなってない頃の漫画だったとは。

さてさて前置きが長くなりましたが、『ヒカルの碁』第1巻のレビューを始めます。以前の作品ですので過去に読んだことがある方々は「そうそう、あったあった」とか「その読み、違うんだよなぁ」とか楽しんで頂ければ幸いです。

※ちなみに僕は囲碁のルールは知りません。あしからず。

目次

①棋聖と少年、2人の出会い

②現在の最強棋士とその息子

③「ヒカル」の碁、その布石

④早くも2人目のライバル登場か!?

疑問・感想


①棋聖と少年、2人の出会い

小学6年生の主人公「ヒカル」は同じクラスの少女「あかり」と共におじいさんの家に眠っていた碁盤を発見します。あかりには見えなかったのですが、その碁盤には誰かの血痕が遺っており、それを見ることが出来るヒカルにどこからともなく声が聞こえてきます。

突然の不思議な現象に何が何やらわからないヒカルでしたが、その声の主こそ平安時代の棋聖「藤原佐為」でした。佐為は大君(帝のこと?)に碁を指南するほどの腕前でありましたが、もう1人の指南役との対局において相手の策謀にはまり自らのベストを尽くす前に敗れ去った過去を持っています。その未練が碁に宿りヒカルの元に現れた訳なんですね。

ヒカルの意識に住むより前、江戸時代に「本因坊秀作」という棋士と意識を共有し、共に碁打ちに明け暮れていたようです。そしてヒカルの手にした碁盤についた血痕は秀作のものだったとか。

何とも色々な伏線、おっとここでは「布石」としておきましょうか、が打たれているように感じます。


②現在の最強棋士とその息子

ヒカルと佐為の意識はつながっているようで、佐為が落ち込むとヒカルも不調になるため、しぶしぶヒカルは囲碁のできる教室や塾に足を運ぶようになります。囲碁教室の先生が語っていた話によると現役の棋士の中で最強なのは3冠を持つ「塔屋名人」、若手で言えば「倉田4段」か「緒方9段」なのだとか。そして囲碁の歴史上最強と謳われているのがあの「本因坊秀作」なのだそうです。

ある囲碁の集会所(囲碁サロン)でヒカルは同じ年頃の少年「塔屋アキラ」と出会います。彼こそ現役最強の塔屋名人の子どもであり、名人も認める程の腕前を持つ少年棋士でした。大人の棋士からも先生と呼ばれるなど、圧倒的な実力を持つアキラでしたが、ヒカル(佐為)との対局で敗北を喫します。しかもその敗北の仕方が指導碁と呼ばれる対戦相手の成長を促すものであり、圧倒的な実力の差を見抜かされたアキラはヒカルを一方的にライバル視するようになります。


③「ヒカル」の碁、その布石

一局目の対戦の後、アキラはヒカルの現実離れした実力に疑問を抱くようになります。もう一度会って会話をした2人ですが、ヒカルの何の気も無しに出た、囲碁及び棋士の誇りと重み、そしてその陰にある努力を侮辱する言葉を聞き、ヒカルという人物を推し量るために再戦をすることになります。勝利したのはヒカル(佐為)でしたが、アキラの「真剣」な眼差しを忘れることが出来ませんでした。

また別の日、囲碁サロンに立ち寄ったヒカルは今度はアキラのお父さんである塔屋名人に対局を申し込まれました。名人の発する気迫に過去に戦ってきた数多の好敵手たちと似たものを感じた佐為はこれを受け、限りなく最強に近い者同士の戦いが始まりました。しかし囲碁に真剣に向き合うアキラや名人、そして佐為の間に入ることが出来ないヒカルは疎外感を感じます。そんな対局の中でヒカルは佐為の指示していない手を無意識のうちに打ちます。それが佐為に体を乗っ取られたと感じたヒカルは声を上げ、名人との対局を放棄してしまいました。しかしこの一手こそ、佐為に頼ること無く碁を打ちたいと願った「ヒカル」の碁でした。


④早くも2人目のライバル登場か!?

名人との対局の後、最近どっぷり囲碁づけの毎日を送っているヒカルを気にしたあかりが、中学校の文化祭に誘ってくれました。行かない行かないと言いつつ、結局ヒカルは文化祭に足を運んだのですが肝心のあかりがいません。そのうちに囲碁部?の出店が佐為の目にとまり、中学生の出す詰め碁の問題を受けることになります。

やはり佐為という棋聖が横にいるためどんな問題でもわかるヒカルは(まさにお茶の子さいさいです。ハイ、ここ笑うとこです)、最も難しい詰め碁の問題を要求します。そんな折、1人の青年が一瞬にしてその答えを打ち登場します。この場面で第1巻は終了しました。すいません本当に1巻しか読まずに記事にしているため、このクソ生意気な青年の名前はわかりません。


疑問・感想

さて1巻のあらすじはこんな所でしょうか。初めて読みましたが、囲碁を知らない僕でも引き込まれた作品でした。『シャーマンキング』とか『遊☆戯☆王』みたいに昔の何か凄い人と一緒になって物語が進んでいくのはよくある物語の手法なんでしょうか。ただ主人公を2人にすることによって、同じ身でありながら異なった立場の視点から表現できるというのは、物語をより深く描けるようになるのでしょうね。

1巻を読んで疑問に思ったことが3つあります。1つ目は「秀作の血痕はいかにして付いたのか」です。考えてみて下さい、血反吐を吐き、命の炎をぎりぎりのラインで灯しながら碁を打つ状況を。どういう事が起こればそんな状況に至るのでしょうか。作中で佐為ははやり病で秀作は倒れたと言っていましたが、果たしてその真偽は怪しいものです。

2つ目の疑問は「ヒカルのおじいさんが何故そんな碁盤を持っていたのか」という点です。歴代最強とされた本因坊秀作の碁盤ですから非常に価値が高いものと推察されるのですがいかがでしょうか。もしかして秀作の子孫がヒカルのおじいさんだったのでしょうか。それとも秀作が病気ではなく物理的要因によって血を吐かされたと仮定するならば、その状況を作り出した人物がヒカルの先祖だったとか言うのも考えられますね。ひねくれた見方でしょうか。

最後に3つ目の疑問は、「何故ヒカルが佐為の声を聞くことが出来たのか」ということです。佐為が囲碁の見込みがある人物を選んでいると仮定するならば、ヒカルのおじいさんに佐為の姿が見えても良いはずですよね。何しろヒカルのおじいさんは作中で町内囲碁大会で何度も優勝するほどの腕前だとされていますから、囲碁の見込みは充分にあるはずです。佐為がヒカルを選んだ理由があるのか、それとも本当にたまたま2人が出会ったのか、今後に期待したいところです。

さて以上で『ヒカルの碁』第1巻のレビューを終わります。早く2巻が読みたい!!(実際はすぐに読めるんですがね)

それでは今日はこの辺で。