皆様こんばんは。

今日は今でも使える故事成語をご紹介致します。皆さんも聞いたことはある「あの単語の語源はここから来ているのか!」なんてこともあるかもしれませんのでお楽しみいただければ幸いです。

ちなみに春秋戦国時代編①と書いていますが、②も後日書きます。また春秋時代の故事を全部書くときりが無いので僕の独断と偏見により「なんか使えそう」なものを挙げていきます。悪しからず。


目次

①矛盾

②蛇足

③先ず隗より始めよ


①矛盾

意味:物事のつじつまがあわないこと

背景:楚と言う国に「どんな盾でも貫ける矛」と「どんな矛でも防げる盾」を売り文句としている商人がおりました。ある日客の一人から「ではその矛でその盾を突いた場合、どうなるのか」と尋ねられますが、その商人は応えることが出来ませんでした。この事例を以て「矛盾」という言葉が生まれます。

一言:

商人バカすぎワロタwww。

…真面目な話をすると「青銅」の武器を使用していた春秋戦国時代において楚は最も「鉄」の加工技術に優れた国と聞いたことがありますから、この商人の言葉もあながち間違いでは無かったのでしょう。ただ比較対象が悪かったですね。「どんな」という曖昧な言葉を使うのでは無く、「他国の」とか「青銅の」とか言っていれば良かったのかもしれません。ただ営業経験者にはわかっていただけるかもしれませんが、「より詳しくお伝えするほどお客さんは情報の判断に迷う」場合がございます。こちらこそまさしく商売の本質的な矛盾と言えることでありましょう。ちなみに青銅よりも鉄の武器が優れているのは、紀元前1500年頃にヒッタイトがメソポタミア文明を征服したことを考えれば自明のことであります。そういえば昔「ホコ×タテ」なんてテレビ番組もありましたね。懐かしいです。大島優子さんが可愛かったです。

参考:矛盾-Wikipedia様


②蛇足

意味:余計なこと・不必要なこと

背景:楚のある人が行事をすることになりました。そこで行事を手伝ってくれた召使いたちにご褒美としてお酒を振る舞います。一人で飲む分には充分ですが、皆で飲むと全然満足できない量です。そこで召使いたちは考えます。「今から蛇の絵を地面に描いて一番最初に描きあげた人がお酒を飲めるようにしよう」と。早速皆描き始め、ある1人の男が真っ先に描き上げます。浮かれた男は酒を抱えながら、「オレのスピードなら足まで描けるぜ!」といって蛇に足を描き始めます。そうこうしているうちにもう1人の男が蛇を描き上げ、最初の男から酒を奪い取って言い放ちます。「蛇には足が無いからお前の絵は無効じゃ。」この故事から転じて「余計なこと」という意味で蛇足が生まれました。

一言:

酒は皆で分けろよ。

あとすいません、①矛盾の項目、最後の「ホコ×タテ」の下りは蛇足でした。こんな感じで蛇足は使います。

参考:蛇足-Wikipedia様


③先ず隗より始めよ

意味:大事業を成す場合には身近なところから着手しましょう。また言い出した人間から始めましょうという例え。

背景:燕の国の昭王は賢者を招き入れたいと考えていました。そこで側近の郭隗にどうすれば良いかを尋ねます。すると郭隗は「まず凡庸な私を重用するところから始めて下さい。そうすれば私より有能な人間はこぞって集まってくるでしょう。」と応えます。ここで集まった人物が斉国を滅亡寸前まで追いやった楽毅でした。後の中国三国時代、蜀の丞相・諸葛亮が自分のことを楽毅に比肩する人物であると称していたことを考えると400年後にも名を残す偉大な人物であったことがわかります。

一言:

全国の起業を考えられている社長の皆様、まず僕から始めて下さい!!

僕からは以上です。お目汚しを失礼致しました。

まぁ真面目な話をすると、手短な人材から厚遇するのは郭隗の言うように有能な人物の招集にもつながりますが、時期が経つと若い才能の芽を潰すこと、組織としてもフットワークを重くすることにもつながるように思います。パソコンが使えず、思考の凝り固まった壮年期後半の方々、あなたたちのことを言っているんですよ。

参考:先ず隗より始めよ-故事ことわざ辞典様


さて以上春秋戦国時代に由来する故事成語をお届けしました。今後また「刎頸の交わり」「完璧」なんてのもご紹介致しますので宜しくお願い致します。

PS:第2弾できました!!

現代にも遺る故事成語を調べる(春秋戦国時代編②)

それでは今日はこの辺で。