皆様こんばんは。

男性の皆様、大変長らくお待たせ致しました。申し訳ありません。

HAGE

もはや日本の成人男性の約4分の1が頭を抱えているという頭部の慢性的な疾患であります。AGAと言われることもあります。ハゲがあまりにも直接的かつ侮蔑的な表現を含んでいるためAGAの方が最近ではよく使われますね。AGAとは “Androgenetic Alopecia “の略でございまして、直訳すると「雄性発生の脱毛症」となります。これを日本語として更に馴染みやすくするとよく耳にする「男性型脱毛症」となるのです。

僕にとって、いえ多くの男子諸君にとって厄介なAGAですが、発生の原因となるメカニズムが解明されてきましたので、できる限りわかりやすくご説明致します。

まずAGAの直接的な原因となっているのはDHT(ジヒドロテストテロン)という酵素が髪の毛を切断してしまい、空いたところに汚れがたまって毛母細胞が機能不全に陥ってしまう為です。テストテロンという言葉を聞いてピンときた貴方はかなり健康にお詳しい方では無いかと察します。

そう、テストテロンとは所謂男性ホルモン(アンドロゲン)の一種です。男性らしい肉体を形成する上でかかせないホルモンであり、色々な意味で男性にとってかかせないものでもあるのです。

では男性ホルモン(アンドロゲン)の対となる女性ホルモン(エストロゲン)を摂取し、体内のホルモンバランスを保てば問題解決になるのか?と言われるとそうではありません。なぜならこの

テストテロン自体に脱毛の効果はない

為です。考えてみればそうですよね。テストテロンを持っている人間が全員HAGEかと言えば違います。つまりこれはHAGEか否かを線引きする不条理な輩がいることを指し示しているのです。

DHT(ジヒドロテストテロン)と述べましたが、これはテストテロンにある酵素が結びついた結果、より強力になったテストテロンのことを指します。

その「ある酵素」が「5αリダクターゼ」です。よし!ではこれを撃退すれば解決!!世界のHAGEは高らかに権利を手にし、自由な人生を謳歌することが出来る!!と考えてしまいがちですが、これもまた違います。

なんと5αリダクターゼもまた人間の体には必要な酵素だからです。役割としてはテストテロンを補助し)、DHTへと変化させることで肉体の精製に一役買っています。そう、

DHTは肉体の精製に欠かせない

ホルモンであり、我々HAGEにとっても必要というなんともアンヴィヴァレントな代物なのであります。しかし殊、頭頂部においてはDHTの別の側面が現れます。

想像してみて下さい。普段温厚な男性(テストテロン)が戦場(頭頂部)に駆り出され、日本刀(5αリダクターゼ)を与えられたらどうなるか。答えは一つ。生き残るために目の前に写るもの(髪)全てを斬り倒す。これだけです。つまり

DHTは頭部において髪を切断する狂戦士と化すのです。

予備知識ですが、一般の方の髪の毛の成長周期は3年から4年と言われ、その期間を過ぎると髪は抜け落ちる仕組みになっています。しかしAGAが進行すると、この周期が6ヶ月から1年になるとされています。DHTによって引き起こされる創造と破壊、その急激なサイクルの循環によってAGAという悲劇が起こってしまうのです。

ではどうするか?DHTを撃退することがHAGE脱出への道なのか?違いますよね。賢い皆様ならわかるはずです。そう、頭頂部において狂戦士(DHT)から日本刀(5αリダクターゼ)を取ってあげるのです。

そしてその役割を担う救世主が「β-グリチルレチン酸」というものです。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇【要点まとめ】◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

①AGAは「DHT(ジヒドロテストテロン)」という酵素が頭頂部で作用することで起こる。

②「DHT(ジヒドロテストテロン)」=「テストテロン」+「5αリダクターゼ」だが、テストテロンも5αリダクターゼも本来人間の体に必要な物質である。

③「テストテロン」と「5αリダクターゼ」の結合を阻止するのが「β-グリチルレチン酸」

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以上、AGAの原因になっているDHTについて述べました。この記事を読む前はAGA、DHTとかご存じなかった方もいらっしゃるかもしれませんが、大体どういうものなのか概要だけでもわかっていただけましたでしょうか。

次回は今現在行われているDHTに対する治療法と、その課題についてお話し致します。

最後の最後でβ-グリチルレチン酸という名前を出して消化不良にしてしまい申し訳ありません!

これだからお前には髪が生えないんだよ!!

そんな声が聞こえてきそうです。

僕は耳をふさぎます。

それでは今日はこの辺で。

【参考資料】

薄毛・AGA対策の教科書様